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ALGARVE BASKET

アルガルヴェのバスケット
(かご/ made in Portugal)

ポルトガルの最南Algarveへ。いくつかの街をめぐる中で出会ったのは、農作業の傍、日々の生活の中で代々編み継がれてきたバスケットを今も編み続けるおばあさんたち。夏の間夜に開かれるアルティザンのマーケットで、技術を残し伝えるために作られた集会所で、出会いました。自宅で一人静かに、時に集まりおしゃべりをしながら活き活きと楽しげに作られています。 彼女たちが作るのは、Palm(パルム)というシュロに似た椰子科の植物の葉で作られるバスケットと、Cane(ウォーターケーン)というAlgarveの特産で水場にはえる細い竹に似たアシの一種で作られたバスケット。農作業の収穫物を入れるために、市場やグロッサリーへの買い物に、ポルトガルの人々の生活の中で昔ながらに使われてきました。 ジェーン・バーキンが愛用したことでバーキンバスケットとも言われるCaneバスケットは、海で採れた蛸を南から北へ運ぶために使われていたものでCesta de Polvoとも言われます。家の鶏が産んだ卵を入れたりフルーツを入れるために、大きなものは薪などを入れて使われます。 Palmは夏の間に収穫された新芽を数日陰干しした後天日干しにして乾燥、処理した後で長く編んで帯状にしたものをつなぎ合わせ立体にしていきます。しなやかで丈夫で実用的、自然のもので作られた心地よさが魅力です。子供の頃の風景の中に、母のかたわらにいつもあったと老齢の友人は話します。




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