『 FATIMA GOMESのラグ展』
2024.12.6fri – 18wed
at HATOBA
今年も西荻窪HATOBAさんにて『FATIMA GOMESのラグ展』 の機会をいただきました。
ありがたいもので毎年12月の風物詩のごとく今回で4回目になります。
ポルトガル北部トラス・ウス・モンテスでファティマさんがひとり織るラグ。地元ポルトガル北部の固有種の羊毛を存分に使用して手で紡ぎ、100年以上前の代々受け継ぐ機織り機でひとり手織りします。
おおらかさとあたたかさはポルトガルの大地とファティマさんの人柄そのもののよう。羊毛そのままのナチュラルな色と質感を活かした表情はそれぞれが唯一無二の仕上がりです。
今年は羊牧場も数件訪問させていただき、それぞれ愛情深い羊飼いたちによりのびのびとした牧草地の山々で育てられている姿をみてきました。毛足の長い、小柄で可愛らしい羊たちです。
ぜひ実際に豊かな表情をどこに敷こうかイメージしながらご覧いただきたいです。18日まで。ぜひお運びください。
FATIMA GOMES ファティマ・ゴメシュのラグ
ポルトガル北部では古くから各家々で女性の手によりウール、リネン、シルクの織物が生活の傍らで織られ続けて来ました。ファティマ・ゴメシュの住む北部トラス・ウス・モンテスの村でも羊と暮らし、紡いで織って時々売りに出て、という生活をされていたそう。彼女の母、またお祖母さんもつくっていたそうですが、この地域にいた織り手も今ではファティマさんひとり。地域の伝統的なつくりをベースにしながらオリジナルなものに昇華し、自宅で木製の織り機を使いひとり製作を続けています。
ポルトガル固有種の羊の毛を紡ぐところから始まる作業はとても牧歌的な風景。冬は特に寒い石造りの家で寒さから身を守るために作られてきたウールの織物は、手間がかかりとてもプリミティブでありながらしっかりとして高品質です。
自宅の工房には3台の木製の手作りの機織り機があり、幅2mほどもある大きな織り機を前に、小さな体のFatimaさんが右に左に動きながらふくよかなこのラグたちを織り上げていきます。驚くほどに全ての工程は手でなされていて、プリミティブ。それゆえのわずかな不揃いさや自然のままの羊の毛の個性が、思わず触りたくなる豊かな表情をつくりだします。
シンプルながらも優しくて、染色も漂白もされていない羊の毛の色そのままの毛糸を活かしたデザインも魅力。窓の外には広い畑が広がる工房でひとり織り続ける静かな時間もゆたかに織り込まれているようです。
12.15sun 12~19時
カーヤのポルトガルミニ酒場 『マルメロ』 開店
ライターで音楽家の岡田カーヤさんによるポルトガルミニ酒場『マルメロ』開店します。
岡田カーヤ @okadakaya
・ ソパ(ポルトガルのスープ)といえばカーヤのソパ
・ ポルトガルのジャム羊羹・特製「マルメラーダ」も美味しくできたそう
・ カーヤセレクトのポルトガルワイン
今回はいただいてきたFatima家の自家製ワインも!乾杯!
@castella_note / instagramでも随時情報を更新していきます。
[日時と場所]
2024年12月6日(金) – 18日(水)
at「HATOBA」
東京都杉並区西荻北5-7-19 {GoogleMap>}
JR西荻窪駅北口から、アーケードの通りを歩いて善福寺川をこえてすぐ。(徒歩7分)
11:00-18:00 定休日 月・火
https://sutoa.jp/