NOTE
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CERAMICA DE MAFRA

マフラの器
(セラミック/ made in Portugal)

リスボンの郊外にある町マフラでは、12世紀にさかのぼる昔から地元の赤土を使った焼き物が作られてきました。リスボンやアレンテージョなどでよく見かける濃いオレンジに華やかな絵柄の陶器と違い、薄い色味の釉薬づかいが特徴的なこの器は「OLARIA GRANDELA」によるもの。4代前にマフラで始まった工房で、2013年にアレンテージョ地方へ移転し10名ほどの職人たちで製作を続けています。ポルトガルの料理にはこの土の素材感が合うから、と移転した今も土はマフラのものを使っています。ワインやコーヒーを飲むカップ、オリーブ専用の器、米を炊く鍋、ポルトガルの食文化に培われてきたかたちと持ったときの手触りはどこか温かさを感じます。

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