EXHIBITION

MÃO / PORTUGAL

『FATIMA GOMESのラグ展』

2022.11.12 SAT – 11.20 SUN
at HATOBA

ポルトガルの北でファティマさんがひとり織る、羊そのままのようなおおらかであたたか、プリミティブな魅力にあふれたラグ。
昨年に引き続き西荻窪HATOBAさんにてFATIMA GOMESのラグ展の開催です。今年織ってもらったものを即販売で、ずらり並べていただきました。サイズも織り方もさまざまに、どこに置こうかどう使おうか想像しながら出会いをたのしんでいただけると嬉しいです。

最終日11/20(日)は2階(展示は1階)にて、ライターで音楽家の岡田カーヤさん @okadakaya と流浪のサモサ屋Samosa sala Timokeのティモケさん @samosawalatimoke のポルトガル×インド酒場『Portugalindo』ポルトガリンドも開催されます。こちらも合わせて楽しみです。
ぜひお運びください。

FATIMA GOMES (ファティマ・ゴメシュ) のラグ

ポルトガル北部では古くから各家々で女性の手によりウール、リネン、シルクの織物が生活の傍らで織られ続けて来ました。ファティマ・ゴメシュの住む北部ミランデラの村でもこのウールの織物は伝統的なもので彼女の母、またお祖母さんもつくっていたそうですが、この地域にいたこの織物の織り手も今ではファティマひとり。自宅で木製の織り機を使いひとり製作を続けています。
地元の羊の毛を紡ぐところから始まる作業はとても牧歌的な風景の中でなされています。冬は特に寒い石造りの家で寒さから身を守るために作られてきたラグは、手間がかかりとてもプリミティブでありながらしっかりとして高品質。
自宅の工房には3台の木製の手作りの機織り機があり、幅2mほどもある大きな織り機を前に、小さな体のFatimaさんが右に左に動きながらふくよかなこのラグたちを織り上げていきます。驚くほどに全ての工程は手でなされていて、プリミティブ。それゆえのわずかな不揃いさや自然のままの羊の毛の個性が、思わず触りたくなる豊かな表情をつくりだします。
シンプルながらも優しくて、羊の毛の色そのままの毛糸を活かしたデザインも魅力。窓の外には広い畑が広がる工房でひとり織り続ける静かな時間もゆたかに織り込まれているようです。

instagram @castella_note / instagramでも随時情報を更新していきます。

[会場]

11月12日(土) – 20日(日)
at「HATOBA」
東京都杉並区西荻北5-7-19 {GoogleMap>}
JR西荻窪駅北口から、アーケードの通りを歩いて善福寺川をこえてすぐ。(徒歩7分)
11:00-18:00  定休日 月・火
https://sutoa.jp/