EXHIBITION

MÃO / PORTUGAL

『FATIMA GOMESのラグ展』

2023.12.15 SAT – 12.24 SUN
at HATOBA

ポルトガルの北トラス・ウス・モンテスの村でファティマさんがひとり織る、羊そのまま、ファティマさんの人柄そのままのようなおおらかさとあたたかさ、プリミティブな魅力にあふれたラグ。
今年も西荻窪HATOBAさんにて『FATIMA GOMESのラグ展』 の機会をいただきました。
ここ数年定番として織ってくれているデザインはもちろんのこと、加えて今年は新たなこんなものをつくってみてはどうかと相談したところグイグイと楽しく活き活きと織り上げてくれた新作もお持ちします。サイズも織り方もさまざまに、どこに置こうかどう使おうか想像しながら出会いをたのしんでいただけると嬉しいです。
お好きなサイズでのフルオーダーもご相談ください。こちらは約1年と出来上がりをお待たせいたしますが、それぞれのご自宅での使い方に合わせたお好みのサイズとデザイン・カラーで、一枚一枚ファティマさんに織っていただきます。ぜひこの機会に実際に手にとって感触をお確かめください。



FATIMA GOMES ファティマ・ゴメシュ のラグ

ポルトガル北部では古くから各家々で女性の手によりウール、リネン、シルクの織物が生活の傍らで織られ続けて来ました。ファティマ・ゴメシュの住む北部トラス・ウス・モンテスの村でもこのウールの織物は伝統的なもので彼女の母、またお祖母さんもつくっていたそうですが、この地域にいたこの織物の織り手も今ではファティマさんひとり。自宅で木製の織り機を使いひとり製作を続けています。
地元の羊の毛を紡ぐところから始まる作業はとても牧歌的な風景。冬は特に寒い石造りの家で寒さから身を守るために作られてきたウールの織物は、手間がかかりとてもプリミティブでありながらしっかりとして高品質。
自宅の工房には3台の木製の手作りの機織り機があり、幅2mほどもある大きな織り機を前に、小さな体のFatimaさんが右に左に動きながらふくよかなこのラグたちを織り上げていきます。驚くほどに全ての工程は手でなされていて、プリミティブ。それゆえのわずかな不揃いさや自然のままの羊の毛の個性が、思わず触りたくなる豊かな表情をつくりだします。
シンプルながらも優しくて、染色も漂白もされていない羊の毛の色そのままの毛糸を活かしたデザインも魅力。窓の外には広い畑が広がる工房でひとり織り続ける静かな時間もゆたかに織り込まれているようです。



12/22(金)&23(土)は2階(展示は1階)にて、ライターで音楽家の岡田カーヤさん @okadakaya とスパイス料理とサモサのSamosa sala Timoke ティモケさん @samosawalatimoke のポルトガル×インド酒場『Portugalindo』ポルトガリンドも開催されます。こちらも合わせておたのしみください。

instagram @castella_note / instagramでも随時情報を更新していきます。

[会場]

2023年12月15日(土) – 24日(日)
at「HATOBA」
東京都杉並区西荻北5-7-19 {GoogleMap>}
JR西荻窪駅北口から、アーケードの通りを歩いて善福寺川をこえてすぐ。(徒歩7分)
11:00-18:00  定休日 月・火
https://sutoa.jp/