『FATIMA GOMES のラグ受注会』
2018.11.15 THU – 20 TUE
at This_
11/15thuからの4日間、いつもお世話になっている松陰神社前のThis_さんにて『FATIMA GOMES のラグの受注会』を開催いたします。
2年ほど前に初めて彼女のラグを見たときに嬉しくて嬉しくて、ギマランイシュからポルトの宿まで大きなロールに巻いてもらったこのラグを抱えて電車に乗って持ち帰ったことを思い出します。それから1年後にやっと彼女の工房を訪ねることができたときには、2mの大きな機織り機を小さな身体で一人操るファティマさんの姿に驚いたものです。手で紡ぎ、木製の機織り機で織られるとっても魅力的なこのラグをゆっくりとThis_さんの素敵な空間で見ていただける機会を持ててとても嬉しく思います。
6種類のデザインの他、今回はご希望の色とサイズでのオーダーも受け付けます。お届けには半年ほどいただきますが、ゆっくりと丁寧にポルトガルで織ってもらいます。 他にもポルトガルで出会った冬の準備にぴったりなあたたか小物たちやアクセサリーなどもお持ちする予定。期間中は私たちもお店におりますので、ぜひ見にいらしてください。
FATIMA GOMES (ファティマ・ゴメシュ) のラグ
ポルトガル北部では古くから各家々で女性の手によりウール、リネン、シルクの織物が生活の傍らで織られ続けて来ました。今では作り手が少なくなりましたが、ファティマ・ゴメシュは北部ミランデラの自宅で木製の織り機を使いひとり製作を続けています。
地元の羊の毛を洗い、乾かすために庭に広げられ、紡ぐところから始まる作業はとても牧歌的な風景の中でなされています。冬は特に寒い石造りの家で寒さから身を守るために作られてきたラグは、手間がかかりとてもプリミティブでありながらしっかりとして高品質。彼女自身の手でグワッグワッとコーミングし紡いで太い毛糸を作ります。
自宅の工房には2台の木製の手作りの機織り機があり、幅2mほどもある大きな織り機を前に、小さな体のFatimaさんが右に左に動きながらふくよかなこのラグたちを織り上げていきます。驚くほどに全ての工程は手でなされていて、プリミティブ。それゆえのわずかな不揃いさや自然のままの羊の毛の個性が、思わず触りたくなる豊かな表情をつくりだします。
シンプルながらも優しくて、羊の毛の色そのままの毛糸を活かしたデザインも魅力。窓の外には広い畑が広がる工房でひとり織り続ける静かな時間もゆたかに織り込まれたようです。
@castella_note / instagramでも随時情報を更新していきます。
[会場]
2018.11.15(木) – 20 (火)
at「This_」
世田谷区世田谷4-2-15 {GoogleMap>}
東急世田谷線 松陰神社前駅より徒歩1分
11:00-18:30 水曜休み
http://www.this-is.jp